2015-07-19

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このブログを書き始めてから4年ぐらい経ちましたが、自分でも読み返す気がおきないほど価値観が変わったりもしてるので、最新の記事以外は全部消しました。今後、残してもいいなと思う記事を公開に戻しますし、このブログをどうしようか考え中です。フリッカーアカウントも削除しました。次回作発売まではwebではあまり活動しないことにしています。興味がある方はhomepageかfacebookへどうぞ。

2015-07-09

El milagro de las rosas





      Cuando Casilda desplegó el manto, cayeronmuchas rosas.

(カシルダがマントを広げると、そこから沢山の薔薇の花が落ちた)


数年前、聖カシルダの話とこの絵が好きで何度も見ていました。スペイン、トレドのモーロ人の王、アルマッムーンの娘カシルダがキリスト教徒の捕虜に食料を内緒で運んでいるところを見つかってしまう。王と大臣に隠し持っているそのマントを見せろと言われて、カシルダがマントを広げてみると食料がバラの花に変わっていたという話です。


この絵のバラは白くて花びらだけでトゲが見えないので聖母マリアみたいで特に綺麗だなと思って見ていました。

チェスはFinal stageで持ち駒が少なくなってきた場合、引き分けを持ちかけるか自分で諦めて負けてしまうのか、勝ちたいと思うのなら閃き次第というときがあります。

それは自分の力なのか、外からの奇跡なのか分かりません。

  Wit or Flash of inspiration ってところなのですが。


無制限に自由に想像する事だけではなく、チェス盤とチェスのルールという制限の中で奇跡を起こすというような話は好きです。聖書にも神話的手段というのがあります。それは神の介入、幻視、託宣、夢、超自然的な表現方法によって実現させていますが、自由奔放な欲望が叶うといったようなものとは違います。

カシルダのように弱者を助ける人間に、神話的手段が実現されたことに注目しました。バラの花に変わったという魔術的な展開、もしくはDeus ex machina(機械仕掛けの神) によって、救われるべき人間が救われるというところが好きかな。(よく見たらカシルダは光輪が描かれてあったのですね)




                               画家:José Nogales 



画像→santa casilda



*フィクションの理想は現実の理想と違って無秩序も存在するので、この理想が正しいと言う気はありませんが。

現実は無秩序や混沌もあるけれども、抱くべき理想とか希望の方向はある程度決まっていますし、それを実現させようという動きが理想です。例えば愛や平和ですね。それに対してフィクションはそれさえも決まってませんね。